バンギラス+クロバット+ヒードラン
ヒードランは耐性が多く火力もなかなかのもので、
優位をとれる相手の前で「みがわり」を残しやすいという特徴がある。
またその耐性のおかげで、
こいつに打点を取れるポケモンを潰せばそのまま詰みに持ち込める可能性を秘めている。
この点に注目しヒードランを組み込んだ構築を作ってみることにした。
ヒードランを使う上でネックになるのがまず対雨パーティで、
それらへの対抗策としてユキノオーと組ませるパターンとバンギラスと組ませるパターンを考えたが、
今回は耐久を活かして「みがわり」+「たべのこし」でしぶとく立ちまわれることを重視し、
ヒードランに天候ダメージが入らない砂パーティに組み込むことにした。
砂パーティのネックになりがちなユキノオー入りを強く牽制できる点でもヒードランは相性が良い。
バンギラス+ヒードランという組み合わせ自体は格闘や地面・水弱点が共通しているので、
そこを補うことを強く意識しながら構築を進める。
種族 | わざ | もちもの | 備考 | |||
---|---|---|---|---|---|---|
バンギラス | いわなだれ | かみくだく | けたぐり | まもる | ヨプのみ | すなおこし |
クロバット | いかりのまえば | アクロバット | ちょうはつ | みがわり | ひこうのジュエル | せいしんりょく |
ヒードラン | ねっぷう | りゅうのはどう or おにび | みがわり | まもる | たべのこし | |
ランドロス | だいちのちから | めざめるパワー氷 | いわなだれ | とんぼがえり | こだわりスカーフ | |
ロトム草 | リーフストーム | 10まんボルト | ほうでん | めざめるパワー炎 | こだわりメガネ | |
トリトドン | だいちのちから | こごえるかぜ | ねっとう | まもる | リンドのみ | よびみず |
バンギラス
テンプレ。
対天候パーティ・クレセリア・ラティオス・サザンドラ・サンダーなどを担う。
クロバットやランドロスとの横相性も良い。
バンギラスミラーが重いので、できるだけそれで負けないように意地っ張りHSヨプ。
クロバット
バンギラスやヒードランが苦手とする格闘や、
パーティ全体に一貫している虫タイプなどを素早く処理できる。
「いかりのまえば」で強引にクレセリアやメタグロス・バンギラスなどを削って、
他のポケモンの圏内に入れたりすることもできる。
「ねこだまし」が効かないので、「トリックルーム」の始動を妨害する能力も高い。
素早いゆえに「でんじは」を呼びやすいのでそれをすかしてアドを取れる「みがわり」を搭載。
「おいかぜ」を仕込むのも面白そうだと思う。
ヒードラン
みがまも残飯型にすることでゴキブリのごときしぶとさを実現。
最初から最後まで上手く残し続けて、最後に相手を詰めるという勝ち筋を作れる。
「みがわり」+炎技によってモロバレルなどの催眠対策にもなる。
ウルガモスでも似たようなことができる上にクレセリアやラティオスを叩けたりと利点も多いが、
こちらは多彩な耐性で受けに出ていきやすいのが強み。
「トリックルーム」を発動させてしまった場合は主にこいつでターンを稼ぐことを考えたい。
相手のバンギラスやカポエラー、カビゴンなどを強引に機能停止に追い込める「おにび」か、
ボーマンダやサザンドラなどに有効な「りゅうのはどう」がサブ技の選択肢になるだろう。
ラティオス相手には一応後出しは利くものの、「いのちのたま」を持っている場合は特に「めざめるパワー地面」の搭載率が高めなのであまり任せられない。
ランドロス
「めざめるパワー氷」を搭載することで、
バンギラスやヒードランの苦手なガブリアス・ドリュウズ・ランドロスなどを倒せる。
すなあらし状態での「だいちのちから」「いわなだれ」の火力が高く補完としてもエースとしても機能する。
「こだわりスカーフ」+「とんぼがえり」によって天候の取り合いでも優位に立ちやすい。
草ロトム
雨パその他対策。
「こだわりメガネ」+「リーフストーム」で面倒なポケモンをいろいろ倒せる。
火力を持て余しそうなので何かと便利な「ほうでん」を積んでみたが、
素直に「トリック」でもよさそうだし、天候合戦を意識して「ボルトチェンジ」もよさそう。
ナットレイが面倒なので「めざめるパワー炎」を搭載。
トリトドン
雨パ対策その2。
相手のメタグロスやバンギラスへのカードでもあり、
中速に固まりがちな砂パにとって貴重なすばやさ操作要員。
バンギラス、ヒードラン、ランドロスに飛んでくる水技を吸えるのも良い。