2018 International Challenge 使用予定だった構築 コケコグロス
4億年ぶりの更新
今回はなんとポケモンです。
種族 | わざ | とくせい | もちもの | |||
メタグロス | アイアンヘッド | れいとうパンチ | かみなりパンチ | まもる | クリアボディ | メタグロスナイト |
カプ・コケコ | 10まんボルト | ボルトチェンジ | マジカルシャイン | めざめるパワー氷 | エレキメイカー | こだわりメガネ |
ランドロス(霊獣) | じしん | がんせきふうじ | とんぼがえり | まもる | いかく | ジメンZ |
ズルズキン | けたぐり | はたきおとす | イカサマ | ねこだまし | いかく | とつげきチョッキ |
バンギラス | いわなだれ | かみくだく | れいとうパンチ | りゅうのまい | すなおこし | バンギラスナイト |
カプ・ブルル | ウッドハンマー | みがわり | つるぎのまい | まもる | グラスメイカー | マゴのみ |
個体説明
メタグロス:陽気ASベース、最速
カプ・コケコ:臆病CSベース
ズルズキン:意地HA
ランドロス:陽気 191(212)-165-110-*-111(84)-151↑(212)
C232メガリザードンYの1.5倍かえんほうしゃ耐え
C147カプ・コケコのいのちのたま所持めざめるパワー(こおり)耐え
最速85族+1(主にジャラランガ意識)
バンギラス:陽気 183(60)-208(188)-171(4)-103-141(4)-135(252) ※メガシンカ後
最速、S+1で最速130族抜き
A+1かみくだくでH167-B170ギルガルドを確定1発
A通常時のれいとうパンチでほとんどの霊獣ランドロスを1発
カプ・ブルル:陽気 177(252)-156(44)-136(4)-94-118(20)-130(188)
最速65族+2(ペリッパー意識)
C147カプ・コケコのいのちのたま所持めざめるパワー(こおり)を2発耐え、2発目でマゴのみが発動(グラスフィールドの回復分も考慮)
1.5倍(グラスフィールド)ウッドハンマーでH149-B101カプ・コケコ(ワイルドさん配分)を確定1発
構築経緯
第7世代におけるメタグロス構築ではカプ・テテフと組ませたものをよく見るが、攻撃範囲の重複やカプ・テテフのスペックに対する疑問を個人的に抱いていた。代わりに、USUM環境で個人的に最も評価が高いカプ・コケコというポケモンと組ませた場合にどうなるかを考えて実験的に作った構築。
カプ・コケコ、メガメタグロス、霊獣ランドロスという縦の並びは、シングルバトルではサイクル構築のテンプレの一種として有名らしく、それを参考にした。
テテフよりもコケコと組ませるメリットとしては
・ギルガルド、リザードンといった、テテフ入りでは苦戦する相手にコケコなら一矢報いることができる
・単純にコケコのスペックが高く、周りで削ってコケコで全抜きするというプランを取りやすい(テテフは素早さか火力のどちらかが不足しがち)
・コケコには壁・ボルトチェンジ等、メタグロスを安全に動かしたり繰り出したりするための技が存在する
・フェアリー打点はどちらにせよ存在するため、ジャラランガ構築への耐性はテテフ入りと比べても遜色ない
などが挙げられる。
逆に、テテフを採用しない(or主軸にしない)ことのデメリットは
・強力な「サイコフィールド」+「しねんのずつき」を採用できない
・ガルーラ・クチート等の「ふいうち」、各種ポケモンの「ねこだまし」が辛くなる
・相手のカプ・コケコに対して、サイコフィールド上書きで打点を削いで対処するというプレイができない(いちばんつらい)
が挙げられるが、今回はこれらの点は十分カバーできると判断。
最初の2匹を決定した時点でどのような型にするか色々考えたが、今回は2匹とも初動からがんがん攻撃して負担をかけていくタイプにし、交代を繰り返してサイクル的に立ち回る形を目指すことに。
上記の観点から、カプ・コケコとメタグロスいずれの引き先としても優秀なランドロスをすぐ採用。両方の弱点であるじめんを無効にし、相手コケコのデンキZに対して出せ、いかくでサイクル補助ができると非常に優秀。
基本選出を構成する4匹目として今回はズルズキンを採用。ここまで全員に一貫しているギルガルドのゴーストZやランドロスのじしんに対して比較的安全に出せて、いかくでサイクル補助が可能。ここまでの3匹で処理が遅れがちなクレセリアや、リサイクルカビゴンへのカードにもなる。
バンギラスでも同じようなことができるが、コケコグロスを見て出てくるであろうランドロスに出しにくいこと、ギルガルドに投げたとき交代読みラスターカノンを撃たれるリスクが嫌で、基本選出には組み込まなかった。
ここまでの基本選出決定時点で、ランドロス以外誰も浮いていないので、ランドロスにジメンZを持たせて単体じめん技を使えるようにした。カプ・コケコは、サイクル構築としてはぜひ採用したいボルトチェンジとの相性が良い、こだわりメガネを選択。ズルズキンは色々な攻撃への受け先として最も雑に出していけるようにとつげきチョッキ。
残りの2匹で補完を考える。要請される要素は主として
・雨パーティへの対処
・カプ・コケコ+ギルガルドという組み合わせに対して出せる
・カプ・レヒレへの対処
といった要素を持ったポケモンであると考えられる。特に2つめはメタグロスをメガ枠として選出する場合どうしても苦戦してしまう相手であり、多くのスタンダード系構築に組み込まれている並びであるので無視することができない。さらに今回はテテフを採用していないためにより厚く見る必要があるように思われた。
これらの条件を満たすポケモンとして、メガバンギラスを採用した。今回はその中でも最もスペックが高いと思われるりゅうのまい入り。
また、この場合バンギラスを出す≒メタグロスを出さない ということになるので、その場合でも対ランドロスをきちんと対処できるよう、れいとうパンチを多少無理してでも採用した。
上で挙げた要素はメガリザードンYも概ね満たしているが、カプ・コケコに弱いのが致命的で採用に至らなかった。
最後の1匹として、カプ・ブルルを採用。
バンギラスと一緒に雨パーティに出していける、カプ・レヒレやカプ・コケコに強い、一貫しているじしんの威力をグラスフィールドで軽減できる、フィールドの回復効果とサイクル構築との相性が良い、といった要素を持っている。
トリックルーム耐性をもなんとか確保したかったので、ターン稼ぎギミック&それ以外のパーティが相手でも使える技として、みがわり・まもるというブルルにはあまり採用されない技を入れてみた。
攻撃技として、ウッドハンマーとウッドホーンを両方入れてもいいが、今回はみがわり後にフィールド上書きやいかく等を受けても腐りにくいように、つるぎのまいを入れてみた。やどりぎのタネや、イーブイ系構築への対処としてふきとばしを入れてもいいかもしれない。
課題
トリックルーム+クチート構築におそらく不利。
雨+カプ・ブルルという組み合わせが非常に辛い。(メタグロスを出せないせいでブルルへの打点がほぼなくなる)
S操作+特殊打点 に弱い。(破綻してない??)
構築を考えるのが好きなので、改良案はいつでもお待ちしています。
戦績
某極悪違法シミュレーションサイトでそこそこ
実機では育成できなかったのでINC不参加